プロローグ

9/9
12人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
穴の中はやっぱり真っ暗だった。 地に足が着くことはなく、ずっと浮いた状態だ。 さっき入った穴はなく、ただただ暗い。 出口はどこだろう…。 しばらくさ迷っていると、一筋の光が見えた。 出口はあそこか! 僕は手を伸ばし、必死に出口を目指した。 もう少し!! 徐々に穴が見えてきた。 その穴に迷わず飛び込む。 眩しくて思わず目を瞑(つぶ)った。 目を開けると、そこはさっきまでいた教室ではなかった。 変な機械がたくさん置いてある場所に来てしまった。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!