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…なんかムカつく。
興味なさそうにしてると
「絶対こっち振り向かせてやる!」
と意固地になる。
雄一を俺だけしか見られなくしてやる。
(…甘えん坊キャラでいく?)
雄一は普段つんけんしてる俺が
ベタベタに甘えるとキュンてくるでしょ。
俺はぐふと笑う。
「ねぇーゆぅいちぃー?」
トコトコと雄一の所に歩いていって、後ろから抱き着く。
「うわっ!!!」
雄一はかなり驚いた様で、眉毛をハの字にしていた。
「あー、びっくりした。」
そんな雄一にまたぐふりと笑って
それから雄一の耳に唇をくっつけて甘く囁く。
「ねーえ、たつ寂しいなぁ。」
すると雄一の頬はポッと赤くなった。
(…成功?)
ねぇ、早く本性出しちゃってよ?
―ヘタレな狼さん。
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