離さないで NU

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雄一が、はぁはぁと荒い息を吐く俺の肩を抱く。 「竜也、大丈夫?あの…。」 申し訳なさそうにチラッと俺を見る。 「ん…な、あに?」 雄一の方を見ると、その瞬間に林檎みたいに真っ赤になる雄一の頬。 雄一によるとこういう俺は反則ならしい。 真っ赤な頬っぺた。 (それは興奮してるから。) 潤んだ目。 (それはイく時は生理的な涙が出るから。) 見上げる様な上目遣い。 (それは俺のが背低いから。) 全てが雄一の理性の敵らしい。 「も…限界だから。」 雄一はボソッと呟くと、雄一の大きなマグナムを俺の入口に宛がった。 「いい?」 こんな時ばっか律儀に聞いてくる雄一。 「焦らすなぁぁぁー…やっ。」 律儀に聞いたくせに、ぐいっと勢いよく突っ込む雄一は、天然のSだと思う。 そりゃ、俺の未知のトンネルは解されてるんだけど…。 「はぁ…全部入っ…た?」 「うん。」 雄一は「ほら」っていう風に、くいと一突きしただけで、他は何もしてくれない。 「はぅ?」 くい、と首を傾けて「なんで?」て顔すると雄一がやっと口を開いた。 「竜也が動いて?」 「ふぇ?」 一瞬意味がわからなかった。 だけど、雄一が俺の腰を掴んで揺さ振ったから、すぐわかった。 「あっ…あぁん…んぅっ。」 気持ちよかったのに、雄一はすぐに手を離しちゃったの。 「で、自分でやって?」 「む、無理だよお…。」 「なんで?」 「えと…腰、ぬ…けてて。」 ぽおと顔が赤くなった。 そう、そうなのだ。 さっき1回イった時に気持ち良すぎて腰が砕けちゃって力が入らない。
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