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「あー…猫…。」
ぼそっと呟く仁。
「え?え?」
「んー…ケーキ食いてぇ。」
「え、ケーキ?甘いよ?」
「んー…腰いてぇ。」
そう言うと、仁は
くぅーと寝てしまった。
(もう、意味不明。)
マシュマロみたいな頬っぺたをぷにぷにつつきながら
溜め息をついた。
ーそう。
これが仁からの唯一のヒントなんだけど…。
何回思い出しても、頭の中のハテナマークは増えるばかり。
毎日、顔をしかめながら考えても全然わからなくて。
その結果、俺が無理矢理出したのは
[猫のコスプレをして、ケーキを食べさせてあげたり、マッサージをしてあげたりする]
とゆーものだった。
「仁が俺の姿を見て、目を見開きますよーに。」
なんて
俺は目を瞑って、ちょっと願ったりしてみた。
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