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とにもかくにも、こんな感じで
約束通り和也の部屋に向かった。
(今日は、和也が呼んでくれたんだよねー。)
ーピンポーン。
インターホンを押す。
こうしたら、和也はいつも
パタパタろ犬みたいに走ってきて
「仁、おかえりっ。」て言って
チュッとキスをしてくれるんだ。
…なんだけど。
(反応なし!?)
「やっぱ、運悪いじゃん。」
はぁと溜め息をついて
合鍵でガチャガチャと鍵を開ける。
扉を開けると辺りは
まるでお菓子の国の様な甘い匂い。
(なんで、こんなに甘いの?)
怪訝に思いながらソファーを見ると…。
「和也?」
(えーと、何がどーなったんでしょーか?)
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