307人が本棚に入れています
本棚に追加
/165ページ
『本当にごめん。』
そう言い、鞄を持ち、玄関に向かって行った。
私も、慌てて後を追いかける。
『ありがとう。オムライス、おいしかったし、可愛い過ぎる咲子ちゃんが見れて嬉しかったよ。』
急に、さっきまでキスしていた事を思いだし…。
俯いた。きっと、真っ赤だ。
『今も、可愛いけど。咲子ちゃん。……じゃあ、また。』
名前を呼ばれ、顔を上げると、益田さんが手を振ってくれた。
私は、名残惜しい気分のまま、閉まったドアを見つめていた。
最初のコメントを投稿しよう!