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あっ、来た。もぉ、出るしかない。
でも、恥ずかしいし、やや下を向いて、ドアを開けた。
『どうぞ…。』
『あぁ、お邪魔します。』
『すっ、すいません。ラフな格好で。化粧も、落としちゃって…。』
と言いながら、マジマジ見られるのが恥ずかしくて、早足で奥に進む。
『こっちこそ、急に来てごめんね。』
『いえ、大丈夫ですよ。あっ、何か飲みます?』
机の上に置いてあるコップを見て、
『俺も、カルピスがいいな。』
『はい。分かりました。』
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