第12章

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私は、今にも涙が溢れそうで…。 矛盾してる私に、優しくしてくれる。 分かっているのに、再会した時から、私に向けてくれる眼差しや言葉一つ一つ取っても、私への優しさがあった。 でも……。 私は、両手で益田さんを押し退けた、っと同時に机が動いてアルバムが下に落ちた…。 目に映る父との思い出の場所。 『ごめんなさい…。私…。』 『えっ?』 『これ以上、私の中に入ってこないで!!』 私は、立ち上がり、そのまま部屋を出た。
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