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『ここの写真を見てる時、切なそうな…、苦しそうにしてたから。』
益田さんは、体を私の方に向き直り、話を続ける。
『きっと、思い出したくない事だったのに、触れてしまったから…。ごめん。』
『いやっ、益田さんが悪い訳じゃないんです。』
どんな顔をしたらいいか、分からなくて…、俯いてしまった。
せっかく、益田さんが、向き合ってくれてるだから。
ふっと、真沙子が、益田さんなら大丈夫だよって言った言葉を思い出す。
『咲子ちゃん。俺、無理やり咲子ちゃんの中に入ったりしないから。大丈夫だよ。』
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