第2章

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つっ、着いたんだ。 出なくちゃ。扇風機消して、電気消して、あっ、家の鍵っと。 マンションを出ると、益田さんが車の前で手を振っていた。 なっ、ななんか、彼氏みたい…。 はっ、何を考えているのか!!彼氏ではなく、益田さんだからねっ。 『お待たせしました。』 『さっ、乗って。』 『はっ、はい。』 シートベルトを閉めてっと。はっ、近い。うっ、密室。 『じゃあ、行くかっ。』 『はい…。』
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