第2章

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かわいい。頭をポリポリかいている益田さん。こんなに間近で、私だけが独占してるなんて…、贅沢だわぁ。 『益田さんは、バスケしてるって言ってましたよね?最近、してますか?』 『覚えてくれてたんだ。でもさっ、最近は、バスケよりフットサルしてるよ。会社の同僚とかでさっ。』 『えっ?あっ、あの~、フットサルって、なんですか?』 ?が頭に浮かびまくってる。何なんだろう…。初めて聞いた言葉に戸惑ってる私。きっと、無意識に変な顔をしていたのだろう…。 『ぷっ、あはははっ、可愛すぎる…。あっ、フットサルって、少人数でやるサッカーの事だよ。』 きっと、耳まで赤いだろう…。 もぉ、益田さんといると、恥ずかしいところばかり見せてしまう。嫌だ…。 『ぷっ、耳も赤くなってる…。』 やっ、やっぱりと思い、とっさに耳を手で隠す。 って、何をやってるんだろう…私。 『くっ、くくくぅっ…。あの時には見れなかった森さんが見れて、嬉しいなっ。』
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