第2章

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急に立ち上がった私に、ちょっとびっくりしてる益田さん。 『飲み物入れてきますっ!!』 背中に視線を感じながら、ドリンクバーの方へ歩く。 はぁ~、普通でいられない。こんなにドキドキしたの、いつぶりだろう…。いやっ、してないかも。 ずっと、逃げてきたかもしれないな。女友達といる方が楽だし…。 ふっと、真沙子の顔が浮かんだ。女は、恋しなくちゃって、飲み会誘ってくれた。 益田さんが言うように、キャラが違う私なのに、何かほっとけないって、気にかけてくれた真沙子。 あ~、会いたくなってきたな…。 あっ、こんな所で思いにふけってたら、駄目だ。 カルピスを持って戻ってきた私に、申し訳なさそうな顔をしてる益田さん。
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