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戻ってきた益田さんは、私の空のコップを見て、小さく笑った。
そして、さっと私のコップを持ち、カルピスねっと言い歩いて行った。
益田さんとの時間は、あっとう間で、幸せの一言でも表せないほどの時間だった。
カルピスを飲み過ぎで、お腹もいっぱいだったけど…。
益田さんは、スマートにお会計もしてくれちゃって、しぶしぶお札を財布に閉まった。
車に乗ると、ふっと眠気が襲ってきた。
窓側を見ながら、ふぁ~ってあくびをした。
今日、棚卸しで遅くまで残ってたし…、疲れちゃたもんな…。
駄目だ。だんだん意識が薄れて………。
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