第3章

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こっそり、深呼吸して気持ちを静める。 だいぶ、今の状況が慣れてきた。 『益田さん、ここってどこなんですか?』 『あぁ、俺のマンションの駐車場だよ。 なぁ、咲子ちゃんって呼んでいい?』 『あっ、はい。大丈夫です。』 ん?あれっ、俺のマンション?って言った気がする…って言ったんだよ!! 『咲子ちゃん、車の中にずっと居るのもなんだし、部屋上がっていってよ。くつろげるしっ。』 って言いながら、ドアを開け、車の外に出ていく。 えっ、えぇ~!! もぉ、駄目です。何も考えられない。この幼稚な頭では、立ち向かえません!!
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