307人が本棚に入れています
本棚に追加
『分かったよ。お茶なっ。』
ソファーに座って、っと指をさして、冷蔵庫からお茶を取り出している。
私は、緊張しながらもソファーに座った。
物が必要最低限しか置いてない部屋は、男の人って感じでドキッとさせる。
はい、お茶だよ、ってテーブルに置き、隣に座る益田さん。
ありがとうございますって言って、お茶を一口飲んだ。
近くない?って、他に座る所ないもんね、自然の流れだよね。
でも、妙に緊張するのは何故?
当たり前だよ。だって、益田さんに会ったのは、あの飲み会の時だけだし…。しかも、人がいっぱいいたし、5年前だし…。
『咲子ちゃん、部屋に来てくれたってことは、分かってるよね?』
『えっ…?』
最初のコメントを投稿しよう!