第3章

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『ぷっ、冗談だよ。そんな顔しないでよ。』 あまりにも緊張してるから、って言ってお菓子もいるなって立ち上がった。 ふぅ~、でも、そのお陰で、少し楽になった私。 その後は、益田さんの困った後輩の話や料理するようになった話をしてくれた。 話し下手の私を気を使ってくれてるのか、面白おかしく話してくれて、たまに話をふってくれて、楽しい時間だった。 ふと、益田さんが、携帯鳴ってない?と言った。 『あっ、私だ。』 鞄から携帯を取ると、真沙子と表示されていた。 『真沙子だっ。出ていいですか?』 うん、もちろんって言って、キッチンの方へ歩いて行った。
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