第1章

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改札横のキヨスクは、すでに閉まってるし、コンビニまで行くことにした。 でも、屋根がない。 はぁ~、走るかぁ。 右に曲がってちょっと行くとコンビニがあるのは知っている。 でも、確実に濡れる事になる。 まぁ、家に帰るだけだし、しかたないなっと諦めて走った。 はぁっ、はぁっ、着いた!! せっかくワックスでふわってさせた髪の毛も、雨にぬれてペタってなっていた。 白いブラウスを着ていたせいで、肌がより生々しく透けていた。 鞄を開け、ハンカチを取り出す。濡れている部分を拭いていると、邪魔だなって感じで、おじさんが私の横を通り過ぎる。 はぁ~、最悪。
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