307人が本棚に入れています
本棚に追加
『生で、咲子ちゃん見れて感動だなっ。』
えっ?橘さん?私は、天然記念物じゃないですよっ。
『だからね。来年、式をすることになったの。彼氏って、紹介するところが、咲子が会ってくれないからじゃん。』
『それは…、ごめん。
真沙子………、おめでとうっ!!』
私は、本当に嬉しくて…、そして、急に寂しさも込み上げてきた。
私は、手を伸ばし、真沙子もそれに気付き、私の握ってくれた。
そして、歓喜あまって、ブンブン振り合う私達。
『咲子ちゃん、よろしくね。真沙子と幸せになるからさっ。』
橘さんも、私の方に手を伸ばしてきた。私も、テンションが上がっていて、橘さんにも手を握り、よろしくお願いしますって、頭を下げた。
『咲子ちゃん、俺も、これから、よろしくお願いします。』
って、手を伸ばしてきた益田さん。
『えっ?益田さんは、違うでしょっ。』
平気をよそおってる私だけど、本当は心臓が飛び出そうなくらい。
『え~、残念。咲子ちゃんと握手したかったな。』
益田さんは、茶目っ気いっぱいで、手のひらをパタパタしていた。
最初のコメントを投稿しよう!