第4章

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『生で、咲子ちゃん見れて感動だなっ。』 えっ?橘さん?私は、天然記念物じゃないですよっ。 『だからね。来年、式をすることになったの。彼氏って、紹介するところが、咲子が会ってくれないからじゃん。』 『それは…、ごめん。 真沙子………、おめでとうっ!!』 私は、本当に嬉しくて…、そして、急に寂しさも込み上げてきた。 私は、手を伸ばし、真沙子もそれに気付き、私の握ってくれた。 そして、歓喜あまって、ブンブン振り合う私達。 『咲子ちゃん、よろしくね。真沙子と幸せになるからさっ。』 橘さんも、私の方に手を伸ばしてきた。私も、テンションが上がっていて、橘さんにも手を握り、よろしくお願いしますって、頭を下げた。 『咲子ちゃん、俺も、これから、よろしくお願いします。』 って、手を伸ばしてきた益田さん。 『えっ?益田さんは、違うでしょっ。』 平気をよそおってる私だけど、本当は心臓が飛び出そうなくらい。 『え~、残念。咲子ちゃんと握手したかったな。』 益田さんは、茶目っ気いっぱいで、手のひらをパタパタしていた。
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