第4章

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『あっ、トイレ行ってくるわっ。咲子、行くよ!!』 『えっ?』 ほらって、私の腕を引っ張る。 いつもの事かって、私は、抵抗するのを諦めて、立ち上がった。 行ってきますって、言いながら、真沙子に連れて行かれる形なった。 トイレに着くと、真沙子は、 『咲子。聡史くんとは、どうなってるの?前、電話した時、浮いた話すらないって言ってたじゃん。』 『うっ、うん、本当だよ。 でも…、何か、間違えて電話をしちゃって、それで何か、ファミレス行く事になって、それで何か、車の中に寝っちゃって、それで………。』 『そっか、チャンス到来ってことね。』 そう良かったって中に入って行った。 私は、とりあえず化粧直しをした。はぁ、大人の魅力に程遠いな…って、自分の顔を見つめていた。 すると、すでに出てきていて、手を洗っている真沙子。 『私、咲子の顔を好きよ。それに、自分の事のように、相手を思いやれる所も。』 さぁ、行くよって、私の肩に手をぽんっと置いた。
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