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『あっ、トイレ行ってくるわっ。咲子、行くよ!!』
『えっ?』
ほらって、私の腕を引っ張る。
いつもの事かって、私は、抵抗するのを諦めて、立ち上がった。
行ってきますって、言いながら、真沙子に連れて行かれる形なった。
トイレに着くと、真沙子は、
『咲子。聡史くんとは、どうなってるの?前、電話した時、浮いた話すらないって言ってたじゃん。』
『うっ、うん、本当だよ。
でも…、何か、間違えて電話をしちゃって、それで何か、ファミレス行く事になって、それで何か、車の中に寝っちゃって、それで………。』
『そっか、チャンス到来ってことね。』
そう良かったって中に入って行った。
私は、とりあえず化粧直しをした。はぁ、大人の魅力に程遠いな…って、自分の顔を見つめていた。
すると、すでに出てきていて、手を洗っている真沙子。
『私、咲子の顔を好きよ。それに、自分の事のように、相手を思いやれる所も。』
さぁ、行くよって、私の肩に手をぽんっと置いた。
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