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戻ると、益田さんと橘さんが、バスケの話で盛り上がってた。
真沙子は、その選手の筋肉の付き具合がいいだよね~、って会話にスッと入り込んでた。
さすがだなって、関心しつつも、私は、会話に入っていけず、だし巻き卵を食べていた。
『咲子ちゃんは、卵焼き作れる?』
『へっ?』
卵焼きが箸からポロッと皿に落ちた。
『ぷっ、いやっ、咲子ちゃんなら上手に作れそうって思って。』
澄まし顔をしている益田さん。
『確かに!!肉じゃがも作れそう。』
って、橘さんまで話に乗っかってきた。
でも、真沙子の卵焼き、おいしいんだよっ、って言ってる横で、当たり前じゃない!!って、得意気な顔をしている真沙子。
『咲子の手料理、おいしいよっ。私が好きなのは、オムライス!!』
『いいなっ。オムライス食べたいよなぁ。』
益田さんが、私の方を見つめてる視線がいっ、痛いです。
『作ってあげたら~、さっきこちゃんっ!!』
うっ、う~、みんなで私をいじらないでよっ。
顔が赤くなってる気がするから、カルピス酎ハイを飲み干した。
じゃあ、飲み物おかわりねって、真沙子が注文してくれいる。
そして、あそこのオムライスがおいしいんだよって話がそれていった。
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