第5章

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はっ、はっ、はぁぁ。 私は、鍵を閉め、そのまましゃがみこんだ。 たった1人の人に、こんなに気持ちは乱れ、自分が自分でいられなくなっちゃうんだ。 本気で恋をしてこなかった罰? いやっ、幸せの入り口なんだよね。 あの、手の温もり、間違いない。忘れられなかった…。 アラーム音が鳴った。 いつも起きてる時間かぁ~、なんて、頭が働かず、ただそう思った。 よしっ、シャワーを浴びて、行く準備しなきゃ!! とりあえず、考えるのは後、今は、現実に向かい合おうっと。
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