第6章
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とりあえず、投げてみた。 え~!!そんな方向に飛ぶ? 信じらんない。 『あっ、すいませ~ん。私のボールなんです。』 『投げるよっ。』 右手にグローブを付けていたのを忘れてたわ。 手を上に上げた。 ボールが、緩いカーブを描いて飛んだ。 ボールを目で追って…、掴んだ!?わぁ、そのまま後ろ倒れた。 ボールは、グローブを掠りもせず、地面に弾いてコロコロ転がっていく。
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