第8章

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しばらくすると、涼が席替えするって言い出した。 くじ引きの結果、森さんの横に座る事になった。 ちょっと嬉しかった。妹みたいにな感覚なんだろうなって思っていた。 立ったまま、座ろうとしない森さん。飲み物を握り締めて、動かない。 『座れる?飲み物、持ってあげよか?』 『あっ、ありがとうございます。』 ちょっと顔を赤くしてる森さんが可愛くて、なんか新鮮な感じがした。 ようやく座れた森さんは、やや俯き気味で、食べ物たべていた。 前にいる男に話かけられ、しどろもどろになりながらも、頑張って答えていた。 俺も、ちょこちょこ会話に参加しつつ、森さんの事を知った。 すると、その前の男とバスケ話になり、涼たちも誘ってやりましょうよって話まで発展した。
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