第9章

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目の前にいる咲子ちゃんは、俯いて黙ったままだ。 俺も、会えたものの、どうしようと思いながら、アイスコーヒを飲んだ。 店内には、あまり客もいなく、音楽が響いていた。 『咲子ちゃん。俺に会いたくなかった?』 『えっ?』 ちょっとびっくりしたのか、顔を上げる咲子ちゃん。 『俺は、再会出来て、嬉しいって思ってるけど。』 『わっ、私も……。』 『ねぇ、咲子ちゃん。』 『あっ、はい。』
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