第9章

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『あの、もし予定がないんであれば…。オムライス食べませんか?』 『あっ、うん。誘ってくれるなんて嬉しいな。』 『心配かけてしまったし、その…、お礼です。』 一つ一つの仕草が可愛いなんて、真沙子ちゃんが可愛がるのも分かる気がするな。 その咲子ちゃんが、伝票を取ろうとしてた。 『いいよ。俺が払うから。』 サッと伝票を取り、レジに向かう。 えっ、ダメです、って言ってるけど、聞こえないふりをしつつ、会計を済ませる。 お店に出ても、もぉ、私が払おうって思ったのにって言ってる。 あぁ、やばいな…。
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