第9章

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『あっ、益田さん、こっちですよ。』 『えっ、あっ、ごめん。』 あれっ、こっち?と思いながら、咲子ちゃんの後ろを付いて行った。 ん?あれ?マンションに戻ってる? 『咲子ちゃん、オムライスって。』 『自信あるので、大丈夫ですよ。真沙子も、お世辞なしに、おいしいって言ってくれますし。』 そう言いながら、鍵を出す。 そして、エントランスの扉を開けて…。 『はい。どうぞ、入って下さい。』 えっ?もしかして、咲子ちゃんが作ってくれるって事だよな。 本当にどこまで無防備なんだか……。  
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