第10章

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『おっ、出来たんだ、おいしそっ。』 益田さんは、こちらに来てオムライスを見ていた。 『ん?これって花?』 『そうです。桜なんですけど。』 『桜?』 『いつも、母が書いてくれてて。私の産まれた季節にちなんでって…。』 『素敵なお母さんだね。』 『そっ、そうですかね。あっ、益田さん、運んで頂けます?』 分かったよって、両手にお皿を持ち、テーブルへ運んでくれる。 私は、一緒に作ったサラダとスープも、テーブルに並べた。
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