第10章

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私は、机を台ふきで拭きながら……。 隣で笑ってる益田さんしか知らなかったのに、2人でご飯食べたり、いろんな話したり、夢のようだな…。 それに、心配して追いかけてきてくれるなんて、嬉しいな。 『咲子ちゃん、聞こえてる?』 『はっはい?』 『ぷっ、可愛いっ。あっ、これをどこに置いたらいい?』 あっ、それは、ここに置いて下さいって言うと、ありがとうって、テキパキと動いてる。 台ふきを洗おうとすると、やるよって、パッと台ふきを取る益田さん。 『後は、やるからっ。座っててよ、咲子ちゃん。』 あまりにも手際がいい益田さん。ちょっと甘えようかな。 『ありがとうございます。じゃあ、ゆっくりさせてもらいますね。』
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