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驚いた蔵人が顔を上げた瞬間
目の前にドアが現れた
いきなり現れたそのドアを凝視していると
ギィと音を立ててドアがゆっくり開いた
すると中から
赤の長髪に首には髑髏のネックレスをつけたいかにもヤンキーを想像させる男が現れた
『あんた、誰?』
聞かれた男は自信満々に答える
『私か?私は【セント・ヘヴンズ・アカデミー】通称ヘヴンズの校長の
海原 帝だ!』
『ヘヴンズっていや超エリート魔法学校の。そんなとこの校長先生が一体何しに来たんですか?』
ヘヴンズは蔵人でも知っているぐらいの超有名校だ
そんなとこの校長が来たのだから蔵人が理由を聞くのも無理はない
『単刀直入に言おう。
榊原蔵人君。
君をヘヴンズに推薦入学させる!!』
『へ~……って
はぁ!?』
少しの間を開けて蔵人がつっこんだ
『拒否権は無い。明日ここまできたまえ。』
言うと1枚の紙と推薦状が蔵人の前に現れた
『では、明日から期待してるよ。特待生君。』
それだけ言い残して帝はドアと共に消えた
『大丈夫かな?俺。』
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