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目の前に広がっていたのは
天国のような場所だった
格式高い校舎に噴水と色とりどりの花が鮮やかな中庭
その中で学校が飼っているのであろう魔法動物や魔法鳥が元気に動いている
ヘヴンズとはこの事から取っているのかと思わずにはいられない場所だった
その景色に感動していると1人の男が話し掛けてきた
『榊原蔵人様ですね?私はこの学園の守衛をやらせて頂いております
高見ノ里 疾風【たかみのさと はやて】と申します
以後お見知りおきを。』
丁寧に挨拶してきた高見ノ里に対して蔵人は軽く会釈した
『榊原様の教室まで案内致します。この陣の上に乗って下さい。』
高見ノ里が言う通りに地面に描かれた陣の上に立った
『行きますよ。“空間よ、我が呼び掛けの元にその能力遺憾なく発揮せよ。対象者を願う場所へと転移せよ。テレポート!”』
高見ノ里が唱えると陣が光り蔵人の姿が消えた
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