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―ゴーン…ゴーン…。
鐘の音が鳴り響くと共に壇上にエイリークは足を運ばせる。
それは……
ダンスパーティーが始まる、合図。
「皆様、この度は我が王国のルーンフィリス城にお集まりありがとうございます。今宵は、このダンスパーティーをお楽しみ下さい」
全て言い終わると深々と頭を下げ一礼する、エイリーク。
会場に拍手の音が鳴り響くと、エイリークは祭壇をゆっくり降りて行く。
「彼女がエイリーク姫か……」
彼女の姿を確認すると、クレスはゆっくりと円柱から離れてエイリークに接近をした。
二人が対面するまで……
あと、僅か。
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