きっかけ

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「はい、なんですか山本くん? 立候補かな?」と先生。 孝くんは頷いて、 「山本さんと山下くんと僕で、コロニーに入りたいんです!」と。 先生はにっこりし、 「いいことだと思うわ。でも他の人もしたいかもしれないしね。決まってない人、どうですか?」 とみんなに聞いた。 すると「委員会のほうに入ります」と決まってない人全員が。 さっきどん詰まりだったのは、生徒会のこともあったらしい。 そしてとんとん拍子に、私と孝くんと直紀くんは生徒会にはいることになった。 先生が自己紹介をして、と言ったので直紀くんから自己紹介していく。 「山下直紀です。この度生徒会役員になりました!みなさんこれからよろしくお願いします」と直紀くん。 直紀やるなー!と男子から歓声、女子からは拍手が送られた。 「山本梓です。同じく生徒会役員になりました。私自身も頑張っていきますが、みなさんもこれから協力よろしくお願いします!」 と赤くなりながら礼をする私。 三条さんや他の女子が、頑張ってねー!と声援をくれ、男子も山本さんファイトと声をかけてくれた。 そして孝くん。 「山本孝です。僕も同じく生徒会役員になりました!色々どじったりしちゃうかもしれないですが、僕なりに1組代表として頑張るのでどうぞよろしく!」と。 女子から黄色い声が上がり、男子からはからかいの声半分ながら声援が送られた。 こうして、私たちはコロニーに関わっていくことになった。
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