王子参上

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  「ゆずき、今日はどうしたの? なんか元気ないみたいだったけど」 廊下を並んで歩き、涼子が聞いた。 「……そう…かな」 朝から私は、絶望感でいっぱいだった。 すべてが終わってしまった気がした。 体にも心にも力が入らない。 こんなに敦史を好きだったんだ…    
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