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7月12日
AM9:34
伊勢南警察署
伊勢南島の中心部にある、「伊勢南警察署」
普段はあまり忙しくない伊勢南警察署であるが、夏になると状況は一辺する。
観光客が大勢来ることにより、島の人口は2倍以上に膨れ上がるのだ。
そうなると、事故、喧嘩、窃盗等、が急激に増加、伊勢南警察署にとって、夏は忙しい日々の始まりであった。
そんな伊勢南警察署の駐車場でパトカーを点検する一人の若き制服警察官の姿があった。
名前は、速見 流一(はやみ りゅういち)24歳。
階級は巡査長。
地域課の機動警ら官として勤務する警察官。
言わば地域課の花形である。
「異常なし!さて、今日も一日頑張りますか!」
点検を終わらせると、運転席へと乗り込む。
速見が乗り込むと同時に警察署からこちらへ向かって来る年配の警察官。
名前は、佐藤 和正(さとう かずまさ)56歳。
階級は、巡査部長。
速見の良き上司であり、相勤者である。
「速見君、相変わらず早いねぇ~。」
そう言って助手席に乗り込む佐藤。
「いえ、新人の勤めですから。」
そう言ってエンジンを始動させると、街へと警らへ繰り出すため、警察署を後にする。
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