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7月12日
AM10:51
繁華街高層ビル
繁華街の中心部に幾つもある高層ビル。
観光地と発展した伊勢南島の象徴とも 思える高層ビル郡は、今日も変わらず活気ずいていた。
その中の一つの高層ビル13階にある会社(株式会社丸瓶生命)の内部でパソコンに向かい仕事する女性。
名前は、水無月 聖香(みなづき せいか)20歳
どこにでも居る普通のOLである。
長い黒髪を後ろで束ね、ポニーテールにしており、外見から見れば良く似合っており、顔は悪くなく美人である。
スタイルもよく、性格も言うことなし、ときたものだから、会社内外問わず非常にモテる女性であった。
そんな水無月は、ひたすらパソコンを打ち続け、仕事を淡々とこなしていく。
「え~と。これは、こうしてと・・。」
「お~い。水無月君!」
「はい!」
不意に名前を呼ばれパソコンから顔を上げる。
呼ばれた方へ向くと水無月の上司である坪田係長がこちらに手招きをしている。 直ぐさま席を立ち坪田係長の元へ向かうと、坪田は書類の束を水無月へと差し出す。
「悪いんだけど、これも処理してくれないかな。」
「分かりました!任せて下さい!」
嫌な顔を一切せず仕事を引き受ける水無月。
そんな水無月に対し、坪田係長は申し訳なさそうな顔を浮かべる。
「係長。気にしないで良いですよ。」
「いつもすまないな。助かるよ。」
「いえいえ。」
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