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「それで、話って何ですか?
これから特別任務が在るので急ぎたいのですが…。」
「分かってるって、ただ俺は前から技術部に頼んでたこいつを渡しに来てやっただけだ。」
炎道の手のひらにあったペンを手渡した。
「こんな時にペンを渡すって炎道さん、熱があるんじゃないですか?
今すぐ医務室に行きましょう、仕方がないので私も医務室まではついていきますから、さぁ行きましょうか!」
「熱何てねえよ!」
「え、では頭痛ですか?
それとも吐き気があるとかですか?
なら今すぐ医務室に…」
「いい加減にしろよ
…はぁ…じゃあそのペンの説明をするぞ。」
「馬鹿にしてるのですか?この私がペンの使い方を知らない等とあなたは思ってらっしゃるのですか?!」
「そんなに言うなら言ってみろよ!」
「文房具の1つで先を尖らせ、縦に割れ目を入れてインク・墨などを含ませて書くものですよ。
何か間違っていましたか?」
「はぁ…いいか?そんな普通のペンを技術部に頼むと思うか?」
「確かに、そうですね。では、何か凄い機能が在るのですか?」
「まあな、それはペンの形してるけど録音とライトとトランシーバー代わりになるんだ。しかも自家発電してくれるから途中で使えなくなることもない。」
「そんな機能があったのですか…驚きました。」
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