第一章~君との出会い~

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亮也が言ってることは間違ってはいない。 でも俺は、 『話をする内容がないのに何を話すんだ? だから別に必要性のあることだけで良いんだって!』 俺は正直に言った。俺はいつもクラスでは基本的にボーっとしていて何か話し掛けられた時以外は誰とも喋らない。 また亮也とも違うクラスだから余計に。しかし亮也が言いたいのはそう言うことではないらしく… 『いやな?別に悪いことじゃないんだけど何かあった時に助けて貰えないだろ?少しくらい信頼関係築いとけって話だよ』 と亮也は呆れ口調で言う。確かに亮也はクラス、嫌学年でも頼りにされていて凄い。 亮也に何かあれば、それこそ学年が動くだろう。 『助けなんて要らないな…俺の問題は俺だけで解決する』 俺がそう言うと亮也は、 『はぁー』と大きな溜め息をついた。 俺は『何だよ?』と聞こうと思ったその時…
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