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キミを護る術を知りたかったんだ
何も知らないフリをした外道の王子様
八方美人で優柔不断なキミが
ただ 好きなだけだったんだ
初めて合ったのは14の秋
まだ お互いを知ることはなかったんだ
いつも 隣にいるキミが少し苦手に思った
気が付けはボクはキミが好きになってたんだ
振り向いた その先にいるキミが好きなんだ
キミの隣に居たかったんだ
何もかもお見通しな鬼畜の王子様
誰よりも優しくて鈍感なキミが
ただ 恋しいだけなんだ
離れて知った20の春
もう キミ以外にボクの全てを知る人はいないんだ
いつも 慰めてくれるキミが少し誇らしく思った
気が付けばボクはキミのことばかり考えてるんだ
電話ごしに感じる キミの温もりと笑い声
キミに思いを伝えることが難儀なんだ
さも 突き放すような口癖の王子様
いつも 妥協して付き合ってくれるキミが好きなんだ
ただ 側に居たかったんだ
好きだからキミのことで泣けるんだ
キミの帰りが凄く待ち遠しいよ…
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