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「え…?じゃねえよ、99勝0敗つまりこいつで俺の100勝を飾るんだろ」
「一々数えてるお前も大概性格悪いよな…俺適当に言ったのに」
「う、うるせぇな!お前が盛って盛って盛りまくるから数えるのが癖になったんだよ!」
「そうかよ、何にしろ100勝目はお前に巡って来ねぇよ」
「おもしれぇじゃねぇか来い!柘斗!!」
「行くぞ!充ぅ!!」
柘斗が俺に向かって真っ直ぐ突っ込んで来る…
「見え見えだぜ柘斗!」
柘斗は確実にパンチの挙動に入った、昔っから顔面ワンパンで沈めにかかる戦法は変わってねぇな
ここは確実にガードしてすぐ反撃だな
俺は自分の顔を腕で庇った
ドガッ!!
「――!?嘘だろ…?」
声をあげたのは柘斗じゃない俺だった…パンチの挙動からすぐにキックに切り替えて俺のがら空きの腹にモロに蹴りが入った
俺は膝から地面に突っ伏した
「おいおい、フェイント混ぜたら瞬殺かよ…弱い奴だな、また相手してやるからせいぜい腕を磨けよな」
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