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「たーくん大丈夫でちゅかぁ?」
不意に女が気持ち悪い口調で柘斗に話し掛ける
「大丈夫でちゅよ~むーたんのためにも負けまちぇんからぁ~」
悪いな柘斗お前の守るべきもの今日俺が文字通りブレイクしてやるよ
「じゃーな充!今夜楽しみにしてるぜ!」
「大した自信だなせいぜい鼻っ柱折られないように気を付けろよ、バーローが」
俺は真っ直ぐ役所に向かった
「すいません…リア充ブレイカーの申請に来たんですが」
「かしこまりましたこちらにどうぞ」
俺は簡単な書類を書き上げ受け付けに持って行った
「お預かり致します、利亜充様ですね、最後に所長よりバッジ配布と簡単な面接並びに説明会がございます奥の部屋にどうぞ」
えらく本格的だな…とにかく行ってみるか…
俺は指定された部屋の扉を開けた
「君が新しいリア充ブレイカー候補、利亜充君だね」
歳は50代前後だろうな、風格のあるおっさんが部屋に入るなり唐突に質問してきた
「はい、そうですけど…」
「いくつか質問させてもらうが構わないかね?」
「構いません」
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