第一章

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エレベーターに乗っている間も私の心臓は相変わらず鼓動が早いままだ さすがにこんな密室だと聞こえそうで怖い (まずいよ~。さすがにヤバい) 冷や汗をかく私。限界が近かった すると突然 スゥ… いきなり横から手が伸びてきた。そしてそのままおでこに触れてくる (え!) 驚くのもつかの間今度は田宮さんが顔を覗きこんでくる すぐさま目を閉じてしまった 私達の今の距離はだいぶ近くで自分の鼓動を気にしてる場合じゃなくなった。田宮さんはそのままおでこに自分のおでこに当てるとそのまま固まる (ど、どうしよう) 内心焦る中私はその人を呼ぶ 「あ、あの田宮さん…」「熱はないね。」 (え?) 恐る恐る目をあけるとそこには、 「ずっとこっちも見ないし顔も赤いから心配したけど大丈夫なら良かった。というか、ビビりすぎだよ。雪ちゃん。」 ニヤニヤ反応を見て楽しんでいる田宮さんの姿があった 「もしかして…ワザとこうしました?」 「うん。もちろん。」 きっと反応を楽しんだに違いない 「田宮さん…ひどいですよ」 いつの間にかエレベーターは一階に降りていた ただオデコの熱を残して…
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