★確かな記憶★

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両親の喧嘩が止まないまま両親は距離をおくことになった。 それに子供の俺達は付き合わされる。 引っ越し先が決まり父親は一人でいなくなった。 この頃の俺はなんで子は親を選べないのかと思っていた。 親も子を選べない変わりに育てる(仕付け)ことは出来る。 子は損をしていると、小さい子供に思わせる親だった。 俺の性格は悪い方に行く一方、姉はどんどんしっかり者になって行く。 それもそう、父親と離れてから姉だけが虐待をうける様になっていたからだ。 母親は俺が何か悪い事をする度に姉に『お姉ちゃんがチャントしないからでしょ』 バシッ! って叩かれていた。 ふざけたことを言う母親、我慢しまだ幼いのに大人になる姉、どうしようもない俺 今思うとこの三人ではまともな生活をおくれていなかった。 おくれるはずがなかった。 案の定俺が小学生になる少し前に父親とまた四人の生活に戻った。。 俺はものすごく嬉しかった。 少なからず姉が母親に虐待をうけるのが少なくなると思ったからだ。。 俺は父親から暴力をうけてはいたが、それは俺が悪いことをするからであり、母親が姉にすることとは訳が違う。 暴力をうけてはいたが父親が大好きだった。 逆に母親のことは俺も姉もすごく嫌いだった。
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