悲しいような…

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俺は小学生に… 状況は悪いほうにしか変化しない。 俺の悪ガキ度は増す。 小学生の頃から人の自転車を盗んで乗り回す子供が何人いるのでしょうか? 滅多にいないであろう… いや保育園の頃から始まっていた。。 俺の家計は母親が金食いの為かなりの貧乏でした。 父親の貯金は減る一方増えるのは母のブランド品だけだ。 そのせいもあり俺は自転車を買ってもらえず、人の物に手をだす様になっていった。 万引きも保育園の頃から始まっていた。 鉛筆や消しゴム、筆箱までも友達のを盗んでいた。 洋服も二着ぐらいだったかな、靴はボロボロ、上履きはいつも真っ黒だった。 あの頃はダメージジーンズなんて流行っていなかったので 俺が流行らしたと言って良いほどジーパンは穴だらけだった。 そんな生活に転機がやってきた。 母の死だ。 勿論今思うとあんな親でもいてほしいが、あの頃は喜びであふれていた(^O^) 俺は問題児だったので友達の親からはかなり煙たがれていた… だが母の死で一気に変わった。 『同情するなら金をくれ』あのドラマの様に同情される 俺は可哀相な子に変わったのだ… その頃から遊んでくれる友達が増えたのは間違いなかった。 俺は小学生ながら悟った、腹がたった 俺はぐれた。 小学生で煙草を吸うなんてあまりないであろう 小学生で朝帰りなんてあまりないであろう 小学生で深夜学校のプールで遊ぶなんてあまりないであろう それを小学生の俺はやっていた。
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