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160 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/27(日) 17:57:12.80 ID:1yz4nv2o
5月23日
俺は一人、君と初めて会話したあの桜のある公園に来ていた
あの桜はあの時みたいに見事に花を咲かせていた
また思い出に耽る
君との高校生活、離れ離れだった期間、去年の今頃君と再会したこと
懐かしくて、寂しくて、驚いたり喜んだり
あと3週間もすれば君がこの街に俺の嫁として来る
感慨深い
桜を観ながら今までの気持ちを君に伝えたいと思った
言葉ではなく改めて文章として
文章を書くのが苦手だけど俺が君の事をどう思っていたのか
3週間あれば遅筆な俺だけど何とか書ききれるんじゃないかってね
それでスレ立てしたんだ
結局3週間じゃ間に合わなかったけど
161 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/27(日) 18:33:09.55 ID:1yz4nv2o
6月13日
目が覚めると午後2時を過ぎていた
前日、会社の人に飲みに誘われて帰って着たのが確か朝の5時くらい
結婚したら、そうそう遊びに行けないんだから独身最後にいっぱい遊んどけって会社の人
ただ単に会社の人が飲みに行きたがってたから付き合わされただけだったんですけど
本当は君が駅に降り立つ前に書き上げて君に読んでもらおうと思っていたのに
もうすぐ君がこの街に帰ってくる
絶対に間に合わない
諦めるしかなかった
遠くに君が乗った列車が見える
12年前君がこのホームから遠い遠い街へ旅立って行った
今度はあの時と間逆
構内のアナウンスが列車が入ってくるのを伝える
なんとなく君が旅立って行った日の事を思い出す
>俺「またいつか逢えるよな?」
>君「うん」
あれから12年の歳月。長かった
奇跡的に君と再会した。それだけじゃなく君が俺の嫁さんになる
あの時の別れと間逆の涙が出そうになる
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