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『君は捨て子だ』
それがセザオス家当主、リクト・セザオスがリオルに発した初めての言葉だった
その時の俺は冷静に対処するとかそんな高機能なものはついておらず、何で!?と繰り返し嘆きリクトを困らしていた
幼かった俺には耐え難い苦しい現実だったんだ
そしていつの日か洗脳されたように俺は言っていた
『許さない。俺を捨てた両親を絶対許さない』
なぜ俺を捨てたのか
幼い俺はずっとずっと悩んでいた
そしてセザオス家に引き取られる
その日から俺はリオル・セザオスと名乗るようになった
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