TAKE ME MAGIC!!

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TAKE ME MAGIC!!

「どうして!私は受かったはず!なのにどうして!」 一人の少女は叫んだ。 「だから、補欠入学で落ちたというまでだ。 これ以上の質問は控えていただきたい。」 そ、そんなの理不尽だ。 何かの手違いにしか思えない! テストは完璧だった。 内申も、すべてにおいてパーフェクトだったはず! そんな私がこんな2流高校で落ちる訳がない! 「何か何か方法は無いんですか!?」 「はぁ…さすがにしつこいぞ…わかった、一回だけチャンスをやる。 今からこいつと戦え。」 そういうと、一枚の人物ファイルを私に出した。 「城崎(しろさき)…何て言うんですか?」 「兩弥(りょうや)だ。」 「城崎兩弥…この人はどういうお方なのでしょうか?」 「同じ補欠入学だったが、運良く入学したやつだ。」 「こんなひとが私を抜いて入学!? おかしいですよ。 学歴はもちろん、試験だって最低クラス! こんな落ちぶれた人に負けるだなんて… 学校側もどうかしてるんですね」 呆れた、こんな成績じゃ2流高校は愚か、3流高校並みじゃない。 「そんなことはない。 この学校の正当な合格基準に偽りなどあるまい。 それにここ、リフレイン高校に学歴は対してここでは使われない。」 「んん…!ならもう良いわ!ようはそいつを倒せば良いって事なんですよね!?」 「そういう事だ。じゃあさっそく試技争乱所(バトルアリーナ)に向かうといい」 「わかりました!」 私は全力で走り出した。 そんな彼女が去ったあと、教授は指をならすと、その場から消えた…
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