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†
魔法を使う。
それは急に未来に飛ばされたかのように唐突だった。
夢であったこと、そういうものだった。
あればいい。
それで終わるような夢だった。
教授に言われたこと、魔法が頭の中をよぎる。
自分は一般人…そうであることにかわりない。
ましてや、魔法だなんていう幾何学的なものなど、こんな時代に存在するはずがない。
そんなものを叶える本が手元にある。
呪文だろうか…
その本には色々な文字が記されている。
それも、どれもこれも言いにくいものばかりだった。
後は才能、といったところだろう。
正直自分がどれくらいのものまでの魔法を使えるのかはわからない。
とりあえず───
「こいつからやってみるか!!」
目標は出来た。
展開(ディメンション)!
そう唱えると、地面に幾何学的な魔方陣が浮かび上がる。
「うわっ!すご!!」
思わず声から出てしまった。
正直それほど衝撃的だったという事なのだ。
えーと…なんだ、これ?全く読めない…
確か魔術ってかなり前の時代にあったやつだよな…
もしかしてギリシャ文字!?
いや、違うな…
まぁとにかくどうしたって良いか!!
適当にいっていこう!
「エルサバノーレユーラヴァイユミューラ!」
なんだこれ?
訳のわからん言葉をいってみたが…
シーン…
ですよね~ww
なんか回りにいた人達に痛い目で見られてる…
くそ!
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