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だれかアドバイスとか…
「ここで何やっているんだ?」
きた救世主!
近松 梓。
なにかと役にたつ。
以上だ。
うっ嘘です…すいません。
近松 梓
中学の時に同じ学校だった凄く物知りな女。
趣味はネット。ハッキング。ピッキング。
どこぞの泥棒かと思うが、そのひめたる力はピンチな時にしか使わない。
簡単に言えば普通ではない、と言うことだ。
「あっ!それは…魔術書じゃないのか?」
「しってるのか?魔法」
まさか知っているはずもない、たぶん魔法の事はあの学校以外廻っていないと思うのだが…
「知ってると言うか…兩弥の体のあちこちに盗聴器と小型カメラをつけといたから色々知ってるのよ」
へぇ…そうなんだ…ってえぇ!?
盗聴器!なにそれ!何で持ってんの!?
しかも小型カメラって…
(恐いな…コイツ…)
それに、それを平然とした表情でいえるのが凄い。
「それに、兩弥の持ってるそのひし形のコア。
ちょっとそれについて調べてみたの。
とりあえず、ちょっと貸して。」
コア。
あの教授に渡された魔法を使うための道具で、実際はレプリカのようなもの、といったところだそうだ。
そのコアには、ある一定の力、いわゆる魔力が備わっている。
魔方陣を展開させるのも魔力が必要になる。
「うん、ありがと。
このコア、見た目はただのプラスチックみたいだけど凄い力があるの。
前にティラス教授が見せた物理転送。
あれは魔法の中でも最上級の技で、習得に時間はあまりかからないけど…
なれるまでに時間がかかるのよ。
例えば場所、ちゃんと自分の思い通りの場所まで送る事。
最初は次元を越えてもぅ一生戻って来ないときもあるから、ある程度要らないものからやらなきゃいけなくなるかも…
後は形、
形にあった転送をしないと物理変換、物質変動。
まぁ形が変わるって事。
それを自由自在に操れる。それって凄いことだと思わない?」
「凄いことだとは思うけど…
話はそらすなよ。
今はそのコアについて話すんだったんだろ。」
そういえば最近あってなかったから忘れてたけど、これ梓のくせだったな…
自分の面白いと思った事を大事な用事を忘れて話しちゃうくせ。
まだ治っていなかったのか…
「う、うるさいわね…間違えただけよ、間違えただけ」
「はいはい、あっでも間違いを認めたのはいいことだ。前はすぐに手や足や頭や物やまぁ以下省略して、暴力に発展していたというに。」
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