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先輩と別れ、教室に到着した俺は、自分の席につく。
すると、後ろからポンッと肩を叩かれた。
「タ〓カ!、おっはよーん!今日も張り切っていこうね!」
「美咲…お前は相変わらず元気だな〓。俺にも少しでいいから分けてくれ。」
「はい、200g357円になりまーす!」
「お前の元気は肉かよ!」
エヘヘと優しくほほえみかける彼女は、出雲美咲。中学一年からずっと同じクラスで、俺の数少ない仲のいい女子だ。
いつも明るく、今日も長いポニーテールを揺らしながら、俺に近よってきてくれる。
「ほらほら、もうすぐ先生来るから席についてろよ。」
「アイアイ!気づかいご苦労!」
なんてテンションがたけぇー奴なんだろう。
なんて思いながら、先生が来るのをぼんやり待っていた。
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