友達。-Ⅱ-

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順『いや、していないかな?…あ、強いて言うなら早川と接触したかな。それくらいだなぁ。』 …虎を見る。 博「…俺からは王様の匂いするか?」 虎『ほんの僅かだが、お前からもするな。』 …何処で接触したんだ? 俺だったら気づく筈。 博(虎達の王様、知っているか??静也、司。) 彼らはそれぞれ記憶をたどったが…心当たりは無いようだ。 暫しの沈黙の後野田が口を開いた。 順『じゃぁさ、一緒に探してやれば良いんじゃね??』 俺は驚いた。 そうか…。で終わりそうだったのだが探してやるまで言うとは。 順『早川が。』 それを聞いてがっかりした。 博「俺かよ。」 順『だって俺、はっきりとは視えねぇし??早川なら視えるだろう??』 博「だよなぁ…と言うわけで、虎、俺達と探すか。」 と誘うと虎は言う。 虎『いや、私は野田と居よう勿論、お前にも頼るが…今はおそらく接触したであろう野田に付いていくことにしよう。またヒントが得られるかもしれない。』 博「そうか。分かった。野田、虎はお前と居るとさ。」 順『はぁ?だから俺は視えないし聞こえないし役に立たない!!そして喰っても美味くない!!』 呆れた…。まだ喰われると思っているのか。 博「あのなぁ…こいつはお前のこと喰わないって言ってるうじゃないか。それより、虎、君の名を教えてくれないか?」
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